懐かしい顧客様からの驚きの電話

夕方かかってきたケータイに表示されたのは

懐かし過ぎるお客様から。

え?ええええー!

4年前のある日

ぱったり連絡がとれなくなって2年

どうされたかと思ってたら

ガンになったの。

ガンの治療で声が出なくなったけど、ようやく少し話せるようになって、真っ先にあなたに連絡と思ったの。

あなたに会いたい。

お元気な頃からは想像もできない声。

長くては話せないから電話は無理だけど会える?

その週末に、伺うことにした、けど、なぜかそのままふっつり。

連絡がとれなくなり、もういらっしゃらないのかと。

この方は

2001年に南青山に初めてショップを出した時

1番はじめにお買い上げくださった方々です。

華々しくショップオープンしたわけでもない。

当時は友だちも知り合いも東京にはいなくて

ハガキ一枚出すわけでもなく

もちろん花の一つも届くこともなく

ほんとにひっそりとオープンしました。

そしてその日の午後、この方がたまたま通りかかって、たまたま入店してくださり、

スカートをお買い上げくださったんです。

4年前の電話から、まったく音信不通になり

もう、いらっしゃらないのかと思ってました。

そしたら、今日!懐かし過ぎのお電話!

え?えーえー!

ずいぶん前にあなたに会いたいと言ってからいろいろあって、でもまだ生きてるわよ。

うわぁ!もう!涙ぼろぼろです。

もう死ぬと思っだからいろいろ手放したけど

あなたに作ってもらったコート、覚えてる?

あれだけは手放さないでいるの、だってわたしの宝物だから。

あ、もちろん覚えてます!

表地がカシミヤで裏に着物のリバーシブルのスタンドカラーのですよね!

来月、少し涼しくなったらいらしてね。

6年ぶりになるわね。

あなた、太ったまま?もう60過ぎたわよね?

坊やは元気?彼氏はいるの?お母様はお元気?会った時に話しましょ。都合はまた連絡するわ、

こんなことってあるんですね。

うれしいというか、それ以上すぎます。