有松絞り生地作品、三越でお待ちします。

名古屋 有松の伝統 絞り という技法の生地

ざっくり言うと

白い所を糸でくくって染まらないようにして染色します。

この一粒ずつ、5mm程度を一粒ずつ手でくくるわけです。

有松では100以上の絞りの技法があるそうです。

一人一人の職人さんが工夫を凝らして様々な技法を開発したそうで

通の人はパッと見で

これは誰それさんの手だね、ってわかるっていういうから驚きです。

絞り生地はフラットではなく凹凸があります。

有松ならではの特徴は

縦に長い着物を仕立てるにあたり 凹凸が生地の自重でだらーんと伸びて行かないように裏側に薄い薄い生地を糸で縫い止めでだらーんとならないようにするのですが

有松のは絞る前の元々の生地を織る糸に工夫がされていてとてもしっかりした生地を使用するのだそう。

だから裏側に薄い生地を縫い付けなくてもだらーんとならないそうです。

その分、くくるのも難しいわけです。

薄いペラペラな生地の方がくくるのが易しいのは容易に想像できますね。

有松絞りが他の産地の絞りより高価なのも最もです。

知れば知るほど奥が深いです。

そして

一粒ずつ手でくくる、全部均一にしなければならない、くくりづらいしっかりした生地を一粒ずつくくるのですから、どうしても不良品が出やすい。

そりゃそうです、これ生地全体を一粒ずつくくるわけですから。

着物にするとほとんど生地全部を平面的に裁断して使うため、たった一粒だけ ほんの少しだけ小さくても大きくてもあっち向いてても目立ってしまうので

使えなくなってしまう。

何万粒の中のたった一粒だけでも許されないわけです。

今回ご縁いただき

正規品なら何十万、数百万円もする反物を

ほんの少しの事で(シロウトのわたしには全くわからない程度のほんの少しのこと)で正規品にならない反物を使わせていただけることになりました。

服なら全面的にすべて使わないので あれ?って所は避けることができます。そのアレ?って所もなかなか見つからないのが本音。

今回の有松でのオーダー会には

サンプルをおもちしましたが

正規品でオーダーされる方はもちろん

これならお手頃ね、とそういう反物でオーダーもいただきました。

タンスに眠っている着物のリメイクはもちろんみなさまに喜んでいただけていますが

お蔵に眠っているこうした生地も蘇るお手伝いもできるようになりました。

ドレープタンクトップとワイドパンツのセットです。

上下でお召しになればちょっとしたお席にも。

別々に着て普段のカジュアルな装いも。

かなりオーバーサイズのチュニックワンピース

今回はこの2デザインにオーダー集中しました。

普段にいつもと違う、少しだけ粋な装いですね。

シンプルドレスも素材のおかげで華やかに。

ドレスアンサンブル

中のドレスは

全く同じ色の八掛をウエストに使用しています。

10日からの三越本店ポップアップショップでお披露目いたします。

23日まで、毎日三越にいます。